台東区千束古本屋「サンカンオー」ブログ

サンカンオー店長と副店長ミルク(狆)の日常

子供心は恐怖マンガ、大人心は戦争マンガ

はだしのゲン 第1巻 青麦ゲン登場の巻

はだしのゲン 第1巻 青麦ゲン登場の巻

はだしのゲン」作者の中沢啓治氏がマンガ家を引退。
何年か前の特番(うろ覚えだけど)で孫に見事なゲンの絵を描いていたのを見ていただけに、まだ描けるのではとも思っていたけど、白内障などで視力の方が衰えてきた結果とのこと。


俺ら世代(三十代半ば)は大凡にして、この作品を小学校の図書室で読んだ口だと推測してるが、それもそのはず、「はだしのゲン」って日教組が刊行している書籍で連載してたんだってね(今日、知りました)。
原爆投下の是非についてはここで議論はしたくないけど、作中に描かれていた光景は「是」や「非」といった問題ではなく、子供心に恐怖として今でもしっかり焼きついている。
しかし、その恐怖はあくまでホラーな意味での恐怖であって、戦争を知らない・体験してない、ましてや子供の俺にとっては楳図かずおのマンガなんかと同列として見ていた気がする。


大人になった今読めば、対する気持ちも違うのだろうが、いかんせん、なかなか入ってこないマンガなので…。
もし良かったら高額買取いたしますので、どなたか譲って頂きましたら。


参考として
はだしのゲン」買取 1冊230円(汐文社版で欲しいです)


値段はあくまで本日価格であり、在庫の状況によって変わります(店舗での買取に限る)。